青色申告ソフトfreee・マネーフォワード・弥生~選ぶ際の3つのポイント

2020年3月8日

起業して開業届を提出すると、帳簿付けの必要がありますが、最近は便利な会計ソフトが多数出ていてとても便利になりました。

ただ、その便利な会計ソフトも色々あってどれを選んだらいいのか、迷われている人も多いのではないでしょうか。

そこで、会計ソフトの有名どころ、freee、マネーフォワード、弥生の3社について、私は実際にそれぞれ使ってみましたので、各社の感想と選ぶ際の3つのポイントをお伝えしようと思います。

まず、いきなり結論をお伝えしますね。

結論

●金銭的に余裕がある人、経理に時間をかけたくない人はfreeeがお薦め
●あまりお金をかけたくない人、簿記を学びたい人は弥生がお薦め

●価格と操作性が簿記初心者には微妙なマネーフォワードただし、家計簿ソフトMEと連動させると便利

そもそも会計ソフトって必要?

そもそも、個人事業主に会計ソフトは必要でしょうか?とよく聞かれますが、人それぞれかと。ただ、効率化は出来ます。どのように効率化できるかというと・・・

会計ソフト導入のメリット

・口座の入出金、クレジットカード明細のデータが自動で帳簿に取り込まれる
・レシートをスマホで読み込んでくれる
・仕訳を学んで自動仕訳してくれる
・確定申告の書類も自動で作成される

主なところはこんな感じで、手作業の入力時間の削減が大きいです。あとは調べたりする時間も節約できるかと。費用は各社月1,000円くらいですので、月1000円で時間が作れて精神的負担も減るのは魅力です。 でも、私の周りの個人事業主の方々は殆ど、エクセルですけどね。(^_^;)

会計ソフト選びのポイント

会計ソフト選びは途中で変更すると面倒ですので、慎重に選ばれた方がよいと思います。そこで、会計ソフトを選ぶ際の3つポイントを簡単にご紹介します。

ポイント①:料金

まずは料金が重要です。というのは、会計ソフトは契約しますと毎月料金が発生し、事業が継続する限りずっと払い続けなければなりません。ですので、月々の料金が僅か100円の違いであっても、長い目でみれば大きな負担となります。そして機能は会計自体の構造は同じですからあまり大きな差はありません。となると、料金は最も重要なポイントとなります。

3社の料金比較(安い順)

弥生1年目は無料。2年目以降は年払い8000円、月換算666円。
freee980円、年払いは9,800円、月換算816円。(但し、2020年5月に1,180円に値上げ予定。年払いは11,760円、月換算980円)
マネーフォワード1,280円、年払いは11,760円、月換算980円。(*2020年4月末まで2か月間月500円の値下げキャンペーンをしているそうです。)

料金では、一番安いのは弥生です。それも1年目は無料で2年目もダントツの安さです。(ただし年払いのみ)ですので、とにかく会計ソフトにお金をかけたくない、ということでしたら弥生がお薦めです。

ポイント②:操作性、使いやすさ

操作性は3社3様です。どのように違うのか、を簡単に説明いたしますね。

経理を楽にしたいならfreee

上の画面は私のアカウントでのfreeeのトップ画面です。

ぱっと見た感じ、freeeの画面は初心者の人にも見やすい感があります。そして、実際に使いやすいです。更に開業届をfreeeで出して、freeeの画面からジャパンネット銀行で口座開設をし、ついでにクレジットカードも作ってしまったら、後はfreeeにお任せ?というくらい楽になります。ですので操作性で選ぶならfreee でしょうか。開業届からの手順は下のリンクをご参照下さい。



簿記を学びたかったら弥生。ただしかなり厳格

こちらも上の画面は私のアカウントでの弥生の入力画面です。

弥生は画面はお堅い感じ?更に正直なところ、ちょっと使いづらい感はあります。でも会計ソフトの老舗ですので、会計の基本をしっかり押さえられるように作られています。入力画面に解説が沢山出るので使うたびに理解度は高まります。

また、誤った入力をするとツッコミが入る?!というか、簡単には入力できないようになっています。例えば、償却期間を設定しなければならない高額な備品などは、償却期間や方法を選ばないと入力できません。

これが、freeeやマネーフォワードなどは、償却期間など設定しなくても入力出来てしまうのです!?それって楽な反面、間違えたまま申告をしてしまう、ということが起こりがち。

実際に、私はマネーフォワードから弥生に移行したのですが、マネーフォワードの間違えた仕訳を弥生は頑として受け付けない・・・という事態が起こり苦労しました。最初から弥生でやっていれば、こういう問題は起こらなかったのでしょうが。

ということで弥生はちょっと融通の利かない面もありますが、長い目で見れば、ちゃんと理解をした方がよいと思います。そういう王道を歩みたい方にはやよいの青色申告オンライン はお薦めです。



マネーフォワードは 初心者には敷居が高いけど、家計簿アプリME連携は超便利

こちらも私の画面。口座とクレジットカードを10個登録しています。そのためデータを消していて画面が汚い感じですがご了承ください。(^_^;)

マネーフォワードはもともと簿記が分かっている人向けのシステムだったそうで、弥生のような親切な解説が出ません。また、 個人的な感想ですが 操作画面も淡々としていて、freeeや弥生より初心者にはちょっと敷居が高いかも?

ただ、個人の家計簿アプリ、マネーフォワードMEとクラウド会計は連動させることが出来て、これが本当に便利でした。上の私の画面のように、私は個人で口座やカードを10個登録しており(無料プランで10個まで登録できます)、日常的にMEとマネーフォワードの両方で見れるようにしています。

そして、申告のときだけ事業用のデータ表示に変更して使っています。申告が終わったらまたデータは元に戻せます。そもそも全てのデータはMEの方に残っているので、誤って消してしまってもMEの方でデータが確認できるんで、とても助かりました。

個人用の口座と事業用の口座が混在している個人事業主には、個人と事業の両方が管理できて便利です。MEを使っておられる方は、検討されてもよいかと思います。

ポイント③:フォロー体制

フォロー体制も大事なポイントです。実際に私は、マネーフォワードを使っていましたが、フォロー体制に不満が溜まって解約し弥生に変更しました。

3社の 一番安いプランのフォロー体制

弥生:サポートはなし、個別メールあり
freee:メール・チャットサポートのみ、個別メールなし?
マネーフォワード:メール・チャットサポートのみ、個別メールなし

上を見ると、弥生はサポートがないです。ただ、アドバイスするメールが届いたり、画面でも迷わないように解説する画面が沢山出るので、使い方に関してはあまり問題なさそう。実際サポートって、自分の経験では使い方について聴くことはなかったです。ネットで探せばたいがいのことは解決します。尚、無料から有料に切り替わる2年目の更新の際は意向確認をするとのこと。この点はありがたいです。登録時も確認の個別メールが届いています。

マネーフォワード、freeeの場合は値上げや更新時にはご注意を。

逆に不親切だなあ~・・・と思ったのは、マネーフォワード。個別のメールは一切ないので、支払い状況、有効期限は自分でアカウント画面を確認しないと分かりません。

特に2019年6月、突然大幅な値上げがあり料金体系が大きく変わりました。当時、年払いは据え置き・・・と書かれていた気がして、値上げ前に年払いにしたのですが、結局、日割り計算で7カ月後に月額プランに移行になっていました。こうした連絡は一切なく気づいたのは2か月後で、これがきっかけで解約しました。

ではfreeeはどうかというと、有料プランを使っていないので、支払い状況など確認メールがあるのかは不明ですが、登録段階で個別メールがマネーフォワード同様に届いてないので、個別メールはないと思われます。freeeは2020年5月に値上げが控えていて、年払いは料金据え置き・・・と明確に書かれています。ですが私はマネーフォワードで痛い目にあっているので、更新管理などはご注意下さい。

まとめ

以上が3社の会計ソフト選びのポイントでした。

今、お客様に会計ソフト選びを相談されたら、一応、弥生をお薦めしています。なんといっても価格が安いのと、自動仕分けが進む昨今ですが、どんなに便利になっても長い目でみたら簿記はある程度学ばれた方がよいと思うからです。一方で、経理は楽をしたいという方には迷わずfreeeをお薦めしています。

でも、実は私は一番熟知しているのはマネーフォワード。無料プランでも申告ギリギリまで結構色々出来るんです。ですのでマネーフォワードを使いたい方にはご相談にのりますよ。

以上、会計ソフト3社の比較でした。