【2020年2月】日本政策金融公庫と札幌市の新型コロナ対策融資について調べました。

2020年2月29日

ご注意!

2020年4月に新型コロナ対策融資の条件が緩和されましたので、ブログ記事を新たに書いております。最新情報は下記をご確認ください。

【2020年4月】日本政策金融公庫と札幌市の新型コロナ対策融資について調べました。

新型コロナウイルスで混乱の最中ですが、何か出来ることはないか・・・と考えて、中小企業向け融資について解説する記事を書くことにしました。

現在、新型コロナウイルスの影響で業況悪化している中小企業向けの特別融資が、全国の自治体でどんどん創設されています。

融資というと敷居が高いイメージがあると思いますが、今回のような特別融資は条件が合えばかなりスピーディに融資が実行されるようです。

新型コロナウイルスによって売上が落ち込み資金繰りが厳しい中小企業の方(個人も対象)はぜひ、検討してみられてはいかがでしょうか。

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日本政策金融公庫の特別貸付

まずは当ブログでも馴染みの深い日本政策金融公庫の特別融資について。政策金融公庫の融資は業種が限定されており、その業種は新型コロナウイルスの影響で業況悪化している

  • 旅館
  • 飲食店
  • 喫茶店

これらを営む方となっています。詳しくは下記の図またはこちらご覧ください。

お問合せは、各地の日本政策金融公庫に相談窓口が設置されているようですので、まずは電話をしてご相談をされるのがよろしいかと思います。相談窓口の電話番号はこちら

尚、日本政策金融公庫での通常の融資について過去記事で書いております。一般の金融機関よりかなり敷居が低い雰囲気がお分かり頂けるかと。ご参考になさってください。

札幌市の新型コロナウイルス対応支援資金

札幌市の特別融資は日本政策金融公庫のような業種の制限はないですが、政策金融公庫と同じように売上高等の減少の基準があります。

新型コロナウイルス関連肺炎の流行により直接または間接の影響を受け、原則として最近1か月間の売上高等が前年同月比10%以上減少しており、かつその後2か月間を含む3か月間の売上高等が前年同期比10%以上減少することが見込まれる中小企業者等

この条件を実際にどのように申請するのかというと、下記に申請書の売上高の項目の計算式をご紹介していますので、ご参考になさってください。

融資の詳しい条件は下記の図またはこちらをご覧ください。金利は年利1%以内で保証料も札幌市が2分の1を負担してくれるようです。

尚、提出書類ですが下記の通りです。決算書は1期分で業績の減少や今後の見込みは試算表と請求書などで示すようです。 通常の融資の資料よりは少ないですね。

まずは、試算表などで売上高の前年同月比の減少率を出されて該当しそうであれば、札幌市中小企業支援センターに相談されてみてはいかがでしょうか。

またはお取引のある金融機関にご相談に行かれるのもよろしいかと思います。北海道内の殆どの金融機関で受け付けています。詳細はこちらです。

その他の地域の特別融資

上記でご紹介した特別融資以外に、各自治体で様々な特別融資が創設されています。条件は殆どが売上の前年同月対比3~10%くらいの減少が基準のようです。

北海道は道の特別融資もあります。

全国に関しては下記のサイトが速報で各地の特別融資や助成金の情報を発信しているようですので、ご参考になさってください。

売上が減少しているなら検討しておいて損はない?

思いますに売り上げが減少しているなら、これらの融資を検討しておいても損はないと思います。その理由は

●コロナウイルスの終息がまだ見えないこと
●その後の不況が大いに想定されること
●今後、金融機関の貸し渋りも想定されること

などです。今後の企業経営は体力勝負の要素が大きくなりそうなので、その際に低金利で条件面もよい今回の特別融資は非常にありがたいと思います。

売上の落ち込みがあるようでしたら、前年同月の売上の減少率などを調べて検討してみられてはいかがでしょうか。

以上、新型コロナウイルス対策の中小企業向け融資の情報でした。