手軽にネットショップを開設できるAmebaOwndとJimdoの比較する

2019年9月30日

最近、手軽にネットショップを始められるサービスが増えました。私は Jimdoでネットショップを、クライアント企業様でAmebaOwndのショップを手掛けました。そこで、この2つのサービスについて、私の経験をご紹介いたします。

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無料版からショップが出来るAmebaOwnd、実はBASEだった

ネットショップを最もお手軽に始められるホームページやブログサービスと言えば、AmebaOwndではないでしょうか。それも無料版からショップが開設できます。

AmebaOwnd のネットショップはamebaのサービスのように思えますが、実はBASE というネットショップの機能を連携して使う形です。

つまり、BASEでもアカウントを取る必要があり、アカウントを取るとBASEにもショップサイトが出来てしまいます。このBASEのショップが AmebaOwndのショップと連動するような仕組みなので、 AmebaOwndのショップで商品情報を入力するとBASEのショップにも自動的に反映されます。なお、BASEのショップは非表示設定できます。

BASEのショップは商品発送以外は全て自動化されている

では、このBASEの使い勝手はいかがでしょうか?私は使ったことがありますが、あまりの効率の良さに驚きました。商品発送以外は全てBASE側で自動化されていてショップ側は全く手間がかからないのです。以下、BASEの注文対応の仕組みの流れです。

BASEでの注文受付対応の仕組み

①注文受付メール送信
②支払い督促メール送信
③代金回収(支払い代金はBASE側に入金されます)
④キャンセル受付
⑤入金確認後、商品発送メール送信(お店側の手動で配信)
⑥BASEの手数料を引いた代金が振り込まれる

上の流れの通り、お店は入金を確認したら、商品を発送して発送メールを手動で送るだけで終わりです。拍子抜けするくらいすることがありません。笑

Jimdoも無料版からショップ設置が可能だけど・・・

オフィスRINのホームページで使っているジンドゥー もショップの設置が無料版から可能です。ただし、商品数は5点までで、決済はペイパルのみです。有料版になると、銀行振り込みや登録なしてクレジットカード決済が出来るStripeが利用できます。

Jimdoの注文受付対応は、どうでしょうか?BASEはほぼ自動化されていましたが、Jimdoは受付・発送に関するメール作成、決済設定を全て自分で対応しなければなりません。その分、独自色や細やかな対応は可能になりますが、BASEのように商品を登録したらすぐにショップ開設!・・・とはいかないです。

Jimdo はBASEより決済手数料が低く、有料版は自口座への振込も可能

一見、いいことづくめのようなBASEですが、BASE側が決済対応をしてくれるということは、その分、決済手数料が高くなります。BASEではお客様の代金支払いが全てBASE側に入るようになっています。クレジットカードはもちろん銀行振り込みも指定口座はBASEです。そして、そこから手数料を引いた残りが、ショップ側に代金として支払われます。その手数料は下記の通りです。

決済手数料が1回の注文に対して3.6%+40円だけでなく、サービス利用料の3%もかかります。更に振込時には振込手数料が一律250円、また2万円未満の場合は事務手数料が500円かかります。色々かかりますね。

Jimdoは無料版は商品数は5点までで決済手段はメイパルのみ。ペイパルは利用者がアカウントを取る必要がありますが、決済手数料以外の費用が発生しないのでBASEより安いです。

更にJimdoは有料版の場合になると、銀行振り込み(自口座を指定できます)が出来て、これは手数料がかかりません。しかも登録なしでクレジットカード決済が出来るStripeは、利用しやすい上に手数料が一律3.6%なので安いです。ただし、Jimdoは商品数は15点までで、それを超えるとさらなるアップグレードが必要です。

選ぶポイントは、効率優先か?収益優先か?

以上のことから、とりあえずネットショップを始められる場合、AmebaOwndにするか?Jimdoするか?判断に迷われた際の選ぶポイントは、

効率を優先→AmebaOwnd(BASE)
収益を優先→Jimdo

ということになるでしょうか。 商品数が多い場合は AmebaOwnd (BASE)がお薦めですが、私のようにコンサルティングパッケージなど数件、販売する場合なら、設定に少々手間がかかっても収益性の高いJimdoがお薦めです。実際にお客様には上記の2つの案を提案し選んで頂きました。(お客様の場合は AmebaOwnd を選ばれました)

将来的に商品数が増えるならシミュレーションが必要

なお、将来的に商品数を増やす・・・という場合には、BASEの手数料は固定で1注文あたり40円かかるので注文金額が増えると負担率は下がってきます。

一方でJimdoは決済手数料は色々選べて安いのですが、有料版にすればランニングコストがかかりますし、商品数が15点を超えるとさらなるアップグレードが必要なので、商品数を増やすとなるとJimdoは微妙かもしれません。

よって商品数を増やす予定の場合は、シミュレーションをされてから決められた方がよろしいかと思います。

以上が、 AmebaOwnd とJimdoのネットショップの比較でした。