札幌近郊で起業するなら「よろず支援拠点」に行こう!
起業しようと思ったら、手続きは?経理は?ホームページは?法律は?など、色々不安ですよね。そんなときの強い味方が、中小機構が全国に設置している無料経営相談所「よろず支援拠点」。
私は起業の際に、ここであらゆる手続きを整えてもらいました。そこで、これから起業しようという方に、よろず支援拠点をご紹介します!
全国に設置されている無料経営相談所「よろず支援拠点」とは?
よろず支援拠点は国が全国に設置する、中小企業・小規模事業者の皆様のための経営相談所です。相談は何度でも無料。
私が起業を決めたときも、真っ先に札幌市商工会議所のビルの中にある「よろず支援拠点」に行きました。ここで起業の手続き、戦略、経理、法律・・・全て相談に乗ってもらいスタートすることが出来ました。
なぜ、よろず支援拠点はそんなに多岐に渡った相談に乗れるのか?というと、ここには弁護士、税理士、社労士などの士業の先生や、IT、マーケティングなどの様々な専門家が待機していて、相談内容に応じて対応してくださるのです。
例えば、弁護士や税理士の先生への相談は有料のイメージです。そもそも、そうした士業の先生に相談しようと思うこと自体、敷居が高くて気遅れしますよね。でも、よろず支援拠点では、そんな士業の先生に何度相談に乗ってもらっても無料。すごくないですか?
「よろず支援拠点」に起業相談をするにはどうしたらいい?
まずは、よろず支援拠点のHPから最寄りの支援拠点を探して(都道府県ごとです)、電話をかけましょう。北海道の場合はこちら↓です。
電話をすると、コーディネーターの方が相談にのってくださいます。「とりあえず起業したいけれど、何をしたらいいのか分からない」そんな抽象的な相談でも大丈夫だと思います。(たぶん。。。)
というのは、とにかく親切なんです。なんでも聴いてくださって、その上で対応する専門家を決めてくださいます。
私の時は、初回面談で対応頂いた専門家はお二人でした。起業にあたっての事業戦略と、前職の給与所得と個人事業主の所得の処理の仕方、という2つを相談したいと伝えたので、マーケティング担当の方と税理士の方が対応してくださいました。
そのような形で、相談者の状況に応じて対応してもらえます。まずは電話をして相談してみましょう。
そして相談する専門家を決めて頂いたら相談日の調整になります。相談日が決まったら、あとはよろず支援拠点に行くだけです。
次々と専門家を紹介してもらえる
相談日は札幌市中央区北海道経済センタービル9階にある、よろず支援拠点に行きました。受付で名前を伝えると、相談室に通されます。そこに対応してくださる専門家の方がいらっしゃって30分~1時間くらいの相談にのっていただけます。
私の場合は、最初の面談では事業戦略と税務の相談でしたが、そこから新たにITと労務と法律面での課題が明確になったので、その後はITの方や社労士の先生をご紹介頂き、電話やメールでアドバイスをして頂きました。一度相談に行くと、その後は内容によっては、わざわざ相談に行かなくても電話やメールでアドバイスをしてもらえたので、とても助かりました。
ただ、法律面での課題は弁護士の先生に面談で相談しないと伝わらない部分がありましたので、別途アポイントを取りました。
弁護士の先生に契約書のリーガルチェックまでしてもらえる!?
札幌のよろず支援拠点の弁護士の先生は、なかなかアポイントが取れませんでした。それくらい相談が多いということのようです。そして、2週間先の日程でやっとアポイントが取れたので面談となりました。
面談では、私の作成した契約書を見て頂きました。いわゆるリーガルチェック・・・というやつです。「そんなことまでしてもらえるの?!」とびっくりしました。
私は顧客管理システムの導入コンサルティングを商品にしていましたので、その契約書を作成していたのですが、見て頂くと甘い点が色々出てきまして、その点をご指摘頂き更に文言の修正もしてくださいました。無料で。。。笑
ついでに提案書も見てもらい、素晴らしいアドバイスを頂く
更に先生は、私の提案書も見てくださいました。提案書を弁護士に見て頂く・・・というのは、想定していなかったので、何をアドバイスされるのかな?とドキドキでしたが、これが素晴らしいアドバイスを頂きました!
それは、私がコンサルティングの際に提案しているZOHOCRMというシステムについて、マークを使用する場合は当社の許可がいることをご指摘頂いたのでした。(お恥ずかしいことに、当時の私はその意識がありませんでした)
そこで、ZOHO社にライセンス契約があれば結んでもらった方がいい、とアドバイスを頂きました。このアドバイスはドンピシャリで・・・この後、私はZOHO社に連絡をしライセンス契約の相談をしたところ、結果的にZOHOCRM認定パートナーという肩書を手に入れることが出来ました!これもひとえに、弁護士の先生のアドバイスのお陰です。涙
弁護士先生の面談は1回で終わらず、その後も契約書を修正したり提案書を修正した際にアポイントを取りました。かなかアポイントが取りづらい先生でしたが、通ってアドバイスを頂きました。
このように、何度通っても親切に対応していただけます。これは、利用しない手はないですよね?
政策金融公庫の融資でも 「よろず支援拠点」 にお世話になりました
また、「よろず支援拠点」は政策金融公庫とも連携をしています。(政策金融公庫も同じ北海道経済センタービル内にあります)私が政策金融公庫に融資を申込んだ際は、よろず相談拠点から政策金融公庫に連絡をしてもらえたり、融資審査の際に、よろず支援拠点からも情報が提供してもらえました。
ですので政策金融公庫での融資を検討されているのであれば、 よろず支援拠点 にも相談してみるのは無駄ではないように思います。
まとめ
このように、「よろず支援拠点」 は相談に行かない手はない!というくらいいいことずくめです。 また、相談後も相談員の方からフォローの連絡などもあり、相談後のサポートも行き届いています。 それらをまとめると・・・
・あらゆる専門家の先生がいて気軽に相談できる
・何度相談にのってもらっても無料
・初回面談後はメールや電話での質問も可能
・相談員の専門外の相談は、他の専門家を紹介してもらえる
・政策金融公庫とも連携して動いてもらえる
・相談後のアフタフォローも充実している
ということで、起業された方や既に事業されている方でも、何かしら困ったり、専門家に相談したことがある方は、まずは「よろず支援拠点」に相談されてみてはいかがでしょうか?
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